ISSYAのこと

||

twitterで、コスメアカウントを運営しています。

どうという内容でもなく、単に毎朝あいさつをして、メイクを自撮りして、使ったコスメもいっしょに載せているだけです。

ときどき、気になるツイートにいいねしたり、リプライする程度です。

何かの折にプレゼントキャンペーンをしたり……そんな感じで、ゆるく運営しています。

しかし、それがいかに尊いことか、私は身を持って知っているのです。

コスメにまったく興味がない人生だった

私はコスメに興味がない人生を送っていました。
コスメどころかオシャレにもまったく興味がなく、服は着られるものがあればいいや、メイクは最低限、眉と口紅があればいいや、と思っていました。
学校で女子友達とコスメの話をした記憶もありません。

「今すぐ死んでもいい」という気持ち

その根底には、
「今すぐ死んでもいい、何もかもがどうでもいい」
という投げやりな気持ちがありました。

詳しいことは省きますが、10代の頃から私の中では希死念慮が渦巻いていて、大人になってから精神科で診てもらい、『うつ病』という診断が下されました。重度だそうです。

それまでは、自己嫌悪から自分を大切にできなくて、普段から大酒を飲んだり夜遅くまで無理に働いたりしていました。

もはやひとりで生活することは、ほぼ困難で、夫の援助がないと何もできない。

親しい友人もおらず、日中はひとりで家にこもって寝てばかりでした。

自分自身をケアしたい

やがて治療の甲斐があり、数年かけてうつ病が快方へ向かい始めます。
そのとき初めて私は「自分自身のために生きる」という気力がわいてきたのです。

「もっと自分のために生きたい。自分自身をケアしたい」

これが、コスメ界へ道のりの第一歩でした。

とりあえず何か買ってみた

当時2021年10月は、クリスマスコフレが世に出ていた頃。
私はひとまずエスティー ローダーの『メークアップ コレクション 2021』を、公式ネットショップで買ってみました。

人と顔を合わせなくて良いネットショップという仕組みは、私の心をいくから楽にしてくれました。

そして開封してみると、なんとも豪華なセット。

スキンケアラインのトライアルサイズと、限定アイパレットと、リップとマスカラの現品があったのです。

「そうだ、コスメブログを書いて、この感動を記録しよう」

と、私は急に思い立ち、それまでの仕事の経験を生かして、デザイン、コーデング、Wordpressの構築をして、思い立ってから3日後にはブログサイトが完成していました。

それとほぼ同時に、twitterでコスメアカウントを作成し、私はコスメ界へ参入することになったのです。

(ちなみに、この時のブログはアフィリエイトをしていませんでした)

コスメ界はエネルギーに満ちていた

なんとなく「良いな」と思うアカウントをフォローしていき、何人かの人からフォロバもいただき、私のTLはにぎやかになりました。

最初の頃は人見知りで交流もできず、なんとなくコスメの写真をアップしていただけでしたが、購入アイテムが増え、アイメイクの写真を載せるようになると「いいね」の数が少し増えだしました。

それが嬉しくて、私もフォローしている方々のメイク写真にいいねをつけたり、たどたどしくもリプライを送ったりして、ささやかな交流を楽しみ始めました。

「可愛くてお似合いです」と言えば「嬉しいありがとうございます」と、「美女ですね」と言えば「残念な性格ですけどね(美女は否定しない)」という反応で、とってもポジティブなエネルギーに満ちた世界でした。

私はそれに感化されていき、ついに自撮り投稿へと踏み切ったのです。

自撮りが好評に

もともと、写真を撮られることはとっても苦手でした。
夫が私の写真を撮ると、表情が固く目が笑っていない、生気のない顔ばかり撮れてしまう始末。カメラを向けられると顔をそむけてしまったり。

そんな私が、なぜ自撮りをしようと思い立ったのか。
ただメイクが楽しくて、「今日はこんなメイクをしたよ」ということを誰かに伝えたかった。
それだけです。

このポジティブな空気に満ちたコスメ界なら、きっと受け入れてもらえるかもしれない、と思ったのです。

それから私の試行錯誤が始まりました。
とにかくコンプレックスの小鼻の大きさと人中の長さが目立ってしまう。
自分とメイクの両方が一番可愛く写る角度を模索しつづけ、ついにちょうどいい角度を見つけたのです。

それから、「いいね」の数が増えてゆき、その結果、たくさんの方々と交流する機会が増え、たくさんの方々のコスメ愛や価値観を知り、たくさんのことを学びました。

いろんな方に、私の「今日はこんなメイクをしたよ」が伝わり、「参考になります」と言っていただけたり、「可愛い」と褒めていただけて本当に嬉しいです。

嫌いだった自分のことが、大好きになった

これは、コスメ界のみんなが作っている、コスメ界のポジティブな空気のおかげだと思っています。

私はここにいることで、いろいろな方に褒めてもらことで自己肯定感が上がり、「こんな自分でもこの世に存在していいのだ」と思えるようになった、このコスメ界のおかげだと思っています。

今では、小鼻と人中のコンプレックスも薄まりました。
だって自撮り投稿してる可愛い人みんな人中長いんだもん(笑)

自分のことが大好きになる——簡単なようで、とっても難しいこと。
そんな難しいことを、私はコスメ界で学んだのでした。

私は、これからも朝の挨拶をして、メイク自撮りをアップし続けます。
それが、最も自分らしくいられること/自分の幸せのひとつである限り。


関連記事